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お子さんの定期予防接種
お子さんの定期予防接種 ヒブ感染症 、 小児肺炎球菌 、 B型肝炎 、 四種混合 、 不活化ポリオ 、 BCG 、 麻しん風しん 、 水痘(水ぼうそう)、 日本脳炎 、 二種混合 、 子宮頸がん予防ワクチン
これらの定期予防接種は、個人負担金不要、無料で受けることができます。対象は、下呂市に住民登録があるお子さんです。
◆予防接種を受ける前に
お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、生後12カ月にはほとんどが自然に失われていきます。そのため、赤ちゃん自身で免疫を作って病気を予防する必要がでてきます。これを助けるのが、予防接種です。予防接種とは、感染症の原因となるウイルスや細菌、菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液(ワクチン)を作り、それを身体に接種することで、その病気に対する免疫を作ることです。確実に免疫をつくるためには、決められた通りに接種を受けることが大切です。
予防接種を受けるか受けないかの最終的な判断は、保護者に任されています。感染症やワクチンの特徴、副反応については、「予防接種とこどもの健康」に記載されていますので、内容をよく読み、保護者のかたが納得した上でお子さんの体調がよい時に予防接種を受けましょう。
下呂市では、予防接種予診票(予防接種ガイド)と「予防接種とこどもの健康」を赤ちゃん訪問(0カ月から2カ月頃)の際にお渡しします。下呂市外からの転入の方は、未接種分の予防接種予診票をお渡ししますので、保健センターまでお問い合わせください。学童期に接種する予防接種(日本脳炎2期および二種混合)の予診票は学校を通じて配布します。
◆市外の医療機関(県内)で定期予防接種を希望する場合
平成26年10月1日から岐阜県内で定期予防接種広域化制度が開始されています。定期の予防接種において、下呂市以外での里帰り出産やその他やむを得ない事情により、市内で予防接種を受けることが困難な方は、岐阜県内の協力医療機関で予防接種を受けることができます。(岐阜県広域化予防接種事業)接種を希望される場合は健康医療課または保健センターにお問い合わせください。
岐阜県広域化予防接種協力医療機関ついては、岐阜県医師会のホームページでご確認することができます。
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◆予防接種に関するお問い合わせ先
【健康福祉部 健康医療課】〒509-2517 岐阜県下呂市萩原町萩原1166番地8 星雲会館1階
Tel 0576-53-2101 Fax 0576-53-2102
以下の各センターに来所される場合、事業のため不在の場合がありますので事前に電話での確認をお願いします。
〈萩原・馬瀬地域〉 萩原保健センター 電話 52-1230
〈小坂地域〉 小坂保健センター 電話 62-3443(健康ふれあいセンター内)
〈下呂地域〉 下呂保健センター 電話 25-2680(下呂市民会館内)
〈金山地域〉 金山保健センター 電話 32-4500(金山振興事務所内)
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■ ヒブ感染症
(対象年齢)生後2カ月から5歳未満 標準的には、初回接種開始は生後2カ月から生後7カ月です。
(接種回数)標準的な接種回数 4回 接種を開始する年齢によって接種回数が異なります。
初回接種開始が生後7カ月以降になった場合は、接種回数が異なりますので、健康医療課または保健センターへお問い合わせください。
接種回数 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 追加(4回目) |
接種の間隔 | 初回 | 27日以上(標準的には27日から56日の間隔) | 27日以上(標準的には27から56日の間隔) | 7カ月以上(標準的には7ヵ月から13カ月間隔) |
注)初回2回目及び3回目の接種は、生後12カ月に至るまでに接種し、それを超えた場合は行わないこと。超えた場合は、追加接種は実施可能であるが、最後の接種から27日以上の間隔をおいて1回行う。
■ 小児肺炎球菌
(対象年齢)生後2カ月から5歳未満 標準的には、初回接種開始は生後2カ月から生後7カ月です。
(接種回数)標準的な接種回数 4回 接種を開始する年齢によって接種回数が異なります。
初回接種開始が生後7カ月以降になった場合は、接種回数が異なりますので、健康医療課または保健センターへお問い合わせください。
接種回数 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 追加(4回目) |
接種の間隔 | 初回 | 27日以上の間隔 | 27日以上の間隔 | 60日以上の間隔をあけて生後12カ月に至った日以降(標準は生後12カ月から15カ月) |
注)生後2カ月から7カ月未満に初回を接種した場合
2回目及び3回目は生後24カ月に至るまでに行い、それを超えた場合は行わないが、追加接種は実施可能。2回目の接種は生後12カ月までに行い、それを超えて接種した場合は3回目の接種は行わない。ただし、追加接種は実施可能。
■ B型肝炎
平成28年10月1日からB型肝炎予防接種が定期予防接種になりました。
(対象年齢)生後から1歳未満(標準的には生後2カ月から9カ月未満) 平成28年4月1日以降に生まれた0歳児
(接種回数)3回
接種回数 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
接種の間隔 | 初回 | 1回目から27日以上の間隔をおいて | 1回目から139日(約5カ月) 以上の間隔をおいて |
◆母子感染症予防の取扱いについて
母子感染予防として、出生後に抗HBs人免疫グロブリンの投与に併せて健康保険によるB型肝炎ワクチンの接種を受ける場合は、健康保険の適用となるため、定期予防接種の対象にはなりません。
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■ 四種混合(ジフテリア、破傷風、百日せき、不活化ポリオ)
(対象年齢)生後3カ月から7歳半未満
(接種回数)1期初回3回、1期追加1回で計4回
接種回数 | 1期初回1回目 | 1期初回2回目 | 1期初回3回目 | 1期初回追加(4回目) |
接種の間隔 | 初回 | 20日以上(標準的には20日から56日の間隔) | 20日以上(標準的には20日から56日の間隔) | 3回目終了後6ヵ月以上(標準的には12カ月から18カ月の間隔) |
四種混合で接種した場合は、不活化ポリオの接種の必要はありません。三種混合接種未完了の方は、三種混合ワクチンの販売が中止されたため、四種混合ワクチンを使用し接種してください。
■ 不活化ポリオ
平成24年9月から単独の不活化ポリオワクチンの定期予防接種が開始され、従来の生ポリオワクチンを使用した予防接種(集団接種)は廃止されました。接種を終了していない方は、不活化ポリオワクチンを接種することになりました。ただし、四種混合で接種した場合は、不活化ポリオワクチンの接種は必要ありません。不活化ポリオワクチンの対象者の方には予診票をすでにお渡ししています。過去に接種したポリオワクチンの種類または、接種回数によって残りの接種回数が異なりますのでご注意ください。
(接種回数)
これまでに接種した生ポリオワクチンの接種回数および海外等での不活化ポリオワクチンの接種回数により、今後必要な接種回数が異なります。必ず母子健康手帳の記録を確認のうえ、必要回数を接種してください。
注)不活化ワクチン、生ワクチンを問わず合計4回となるように接種してください。
過去に接種した ポリオワクチンの種類 | これまでの接種回数 | 今後必要な不活化ワクチンの接種回数 |
生ワクチン | 0回 | 4回受けてください |
生ワクチン | 1回 | あと3回受けてください |
生ワクチン | 2回 | 接種は必要ありません |
不活化ワクチン | 0回 | 4回受けてください |
不活化ワクチン | 1から3回 | 合計4回となるように残りの回数を受けてください |
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■ BCG
(対象年齢)生後5カ月から12カ月未満(標準的には生後5カ月から8カ月未満)
(接種回数)1回
■ 麻しん風しん(MR)
(対象年齢)1期:生後12カ月から24カ月未満
2期:小学校就学前の1年間(保育園の年長児)
(接種回数)1期 1回 2期 1回
麻しんまたは風しんに既にかかったお子さんは、保健センターにお問い合わせください。
■ 水痘(水ぼうそう)
(対象年齢)生後1歳から3歳未満
(接種回数)2回
接種回数 | 1回目 | 2回目 |
接種の間隔 | 初回(標準的には生後12ヵ月から15ヵ月に至るまで) | 3ヵ月以上あけて(標準的には1回目の接種終了後6ヵ月から12ヵ月の間隔) |
下呂市子育て支援予防接種事業などですでに任意の水痘ワクチンを接種している場合は、すでにその回数分を定期接種したものとみなします。
すでに水痘にかかられたお子さんは接種する必要はありません。
■ 日本脳炎
平成21年6月より、第1期の新ワクチン「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」での接種が開始されました。また、平成22年8月より、第2期も新ワクチンでの接種が可能となりました。
(対象年齢) 第1期: 生後6ヵ月から7歳半未満
標準的には第1期初回は3歳から4歳に達するまでに接種し、第1期追加は初回接種からおおむね1年を経過した時期
(4歳から5歳にするまで)
第2期: 9歳から13歳未満 (小学校4年生の春に学校を通じてご案内します)
(接種回数) 1期初回 2回 .1期追加 1回 .2期 1回 で計4回
接種回数 | 1期初回(1回目・2回目) | 1期追加(3回目) | 2期(4回目) |
接種の間隔 | 6日以上の間隔 (標準的には6日から28日間隔)で2回 |
初回接種終了後6ヵ月以上(標準的にはおおむね1年後)に1回 | 1回接種(1期接種終了後おおむね5年の間隔を置くことが望ましい) |
3歳未満で接種を希望される方は保健センターにお問い合わせください。
◆日本脳炎予防接種(特例措置)について
日本脳炎予防接種の接種年齢が拡大されています
平成23年5月20日に予防接種に関する法律が改正され、日本脳炎予防接種の積極的勧奨の差し控えにより接種が終了していない下記の対象者の接種対象年齢が拡大されています。それに伴い平成17年から21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃している平成7年6月1日から平成19年4月1日生まれのお子さんに、また平成25年4月1日からは平成7年4月2日から平成7年5月31日生まれのお子さんにも、20歳未満までの間に不足分を接種できるようになりました。
下記対象者に該当する方でお手元に予診票がない場合は、健康医療課または各保健センターで予診票の交付をします。(各保健センターでの交付を希望される場合は、事前の電話予約をお願いします)
〇 対象者 平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれのかた
4回の接種のうち不足分を20歳未満まで接種できます。20歳を過ぎると対象外です。
対象年齢 | 20歳未満の間(2期は9歳以上) | |||
接種回数 | 1期初回1回目 | 1期初回2回目 | 1期追加(3回目) | 2期(4回目) |
接種していない者 | 接種 | 6日以上あけて(標準的には6から28日の間隔) | 6ヵ月以上あけて(標準的にはおおむね1年を経過した時期) | 1期終了後1年後※(法的には6日以上の間隔をあけて) |
1回接種済者 | 接種済 | 接種 | 6日以上あけて(間隔は接種医と相談) | 1期終了後1年後※(法的には6日以上の間隔をあけて) |
2回接種済者 | 接種済 | 接種済 | 接種 | 1期終了後1年後※(法的には6日以上の間隔をあけて) |
3回接種済者 | 接種済 | 接種済 | 接種済 | 接種 |
免疫をつけるためには、1期追加と2期はおおむね5年の間隔をおいて接種することが望ましいとされています。そこで、国は9歳以上について1期終了後6日以上の間隔をあければ2期の接種は可能としていますが、免疫効果を考慮し市としてなるべく間隔をあけて接種するように※1年後に接種することを勧めています。
〇 対象者 平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれのかた
生後90月(7歳半)に至るまでに 第1期3回分の接種が完了しなかった場合に、第2期の対象年齢(9歳以上13歳未満)において、第1期の未接種分を接種することができます。13歳を過ぎると対象外です。
対象年齢 | 9歳以上13歳未満の間 | |||
接種回数 | 1期初回1回目 | 1期初回2回目 | 1期追加(3回目) | 2期(4回目) |
接種していないかた | 接種 | 6日以上あけて接種 | 6ヵ月以上あけて接種(標準的にはおおむね1年を経過した時期) | 6日以上あけて (間隔は接種医と相談) |
1回接種済者 | 接種済 | 接種 | 6日以上あけて (接種間隔は接種医と相談) |
6日以上あけて (間隔は接種医と相談) |
2回接種済者 | 接種済 | 接種済 | 接種 | 6日以上あけて (間隔は接種医と相談) |
3回接種済者 | 接種済 | 接種済 | 接種済 | 接種 |
国は9歳以上について1期終了後6日以上の間隔をあければ2期の接種は可能としていますが、免疫効果を考慮しなるべく間隔をあけて接種するように勧めています。接種間隔は接種医と相談ください。
■ 二種混合
(対象年齢) 11歳から13歳未満 (小学校6年生の春に学校を通じてご案内します)
(接種回数) 1回
■ -ワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症)
平成25年6月14日に厚生労働省から通知があり、子宮頸がん予防接種は、積極的勧奨を差し控えることになりました。なお、接種の中止ではありませんので、接種を希望されるかたは定期予防接種(無料)として接種ができます。
(対象年齢) 小学6年生から高校1年生 (国の定めた標準接種年齢は中学1年生)
(接種回数) 3回
標準的な接種スケジュール | |||
商品名 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
サーバリックス(2価ワクチン) | 初回 | 1ヵ月後 | 1回目から6ヵ月後 |
ガーダシル(4価ワクチン) | 初回 | 2ヵ月後 | 1回目から6ヵ月後 |
注意 )接種の途中で別のワクチンに変更することは出来ません。3回とも同じワクチンを接種してください。
〇 -ワクチン接種について
-ワクチン定期予防接種の積極的な勧奨を一時的に差し控えています。平成25年6月以降、接種を積極的にお勧めしていません。接種にあたっては有効性とリスクを理解した上で接種を検討してください。
関連情報リンク
厚生労働省作成リーフレット子宮頸がんワクチンを接種される方へ
◆子宮頸がんについて
日本では、1年間に約15,000人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,500人が亡くなっているといわれています。子宮頸がんとは、子宮の入り口「子宮頸部(しきゅうけいぶ)」にできるがんのことです。最近は特に、20代から30代の女性で子宮頸がんの患者が急増しています。進行すると、子宮を摘出するだけでなく、命にかかわることもあります。子宮頸がんは、発がん性のヒトパピローマウイルス(Hpv)というウイルスの持続的な感染が原因となって発症します。このウイルスに感染すること自体は決して特別なことではなく、性交経験がある女性であれば誰でも感染する可能性があります。Hpvに感染してもほとんどの場合、ウイルスは自然に排除されてしまいますが、ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで数年から十数年間かけて前癌病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。従って、この間に子宮頸がん検診によって前癌病変を早期発見し、治療することが可能です。
子宮頸がんの予防については、ワクチン接種だけでは十分ではありません。20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受診しましょう。
◆-ワクチンを接種された方へ
一般的なワクチン同様、接種した後には、注射をした部分が痛んだり、かゆみを感じることがあります。また、注射をした部分が赤く腫れたりすることがあります。全身的な副反応としては、疲労感や頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などがあらわれることがあります。なお重い副反応として、まれにショックまたは失神を含むアレルギー反応、血管浮腫が認められることがあります。
相談窓口について
気になる症状がある方は、下記の相談窓口をご利用ください。
下呂市 健康医療課 電話 0576-53-2101、 接種医療機関など、最寄りの医療機関
岐阜県の相談窓口
(1)医療、救済に関すること
岐阜県健康福祉部 保健医療課 電話 058-272-8860
(2)学校生活に関すること
岐阜県教育委員会 体育健康課 電話 058-272-8768
関連情報リンク
- ワクチンQ&A
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