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市長の山内です。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、下呂市が「まん延防止等重点措置区域」に指定されました。
ゴールデンウィーク以降、県内での感染者数が大幅に増加し、下呂市でもこの間だけで16名の方々が感染されました。
よって、すでに対象となっている16市町に、下呂市、高山市など6市町が追加されることとなりました。
期間は、明日5月16日から5月31日までとなります。
この間の主な対策は、
・飲食店、喫茶店等における午後8時までの営業時間短縮
・市内すべての飲食店等で、終日、酒類の提供を行わないこと
・カラオケ設備の利用自粛、その他多くの施設での営業時間の短縮
などが呼びかけられていますので、ご協力をお願いいたします。
県からは、時短要請に応じた飲食店等への協力金や、これにより大きな影響を受ける事業者に対し、一時金を支給することとしています。
詳細は、下呂市や岐阜県のホームページなどでご確認願います。
次に、65歳以上の高齢者に対するワクチン接種についてです。
本日から下呂交流会館でワクチン接種が始まりました。本日は、約500名の接種を行いましたが、時間指定したことや、皆さまのご協力のおかげで、混雑することもなく、無事終了することができました。
今後も医師会の協力のもと、予約受付から接種まで、改善を重ねつつ円滑な運営に努めてまいりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
最後になりますが、市長のワクチン先行接種についてです。
4月30日、金山病院で医療従事者向けワクチンがキャンセルにより一人分余ったとの連絡を受け、ワクチンを廃棄することなく柔軟に対応せよとの国の方針もあり、自らの判断でワクチン接種を行いました。
このことが新聞、テレビ等で大きく報道されることになり、市民の皆さまには大変なご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。
しかし、わたくしは、貴重なワクチンは一本も無駄にできないこと、また、コロナ対策の最高責任者としての責務を全うし、皆さまの命守るため、市長が感染し行政の空白を作ることのないよう、自ら接種する道を選択いたしました。
様々なご意見があることも十分に承知しておりますが、それらご意見もしっかりと受け止めたうえで、現在、この下呂市が直面する重大な危機を、皆さまの先頭に立って乗り切ってまいる所存ですので、今後ともご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和3年5月15日
下呂市長 山内 登