本文
第3次下呂市食育推進計画
下呂市では、「下呂市食育推進計画」(平成22年度から平成26年度)および「第2次下呂市食育推進計画」(平成27年度から平成29年度)を策定し、食育を推進する取り組みを実施してまいりました。
この取り組みの結果や下呂市の現状をふまえ、「第3次下呂市食育推進計画」を策定しました。
食育とは
生きる上での基本であって、知育、徳育、および体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間に育てること。(食育基本法より引用)
計画策定の趣旨
第1次計画では、家庭、学校、保育園、農林水産関係事業者、食育関連事業者、地域関係団体、行政機関等食育に関わるすべての関係者が連携し、総合的かつ計画的な食育を推進してきました。
第2次計画では、第1次計画の取り組みを基本としながら、「食を通して元気な身体と心を育み、明るい未来を築くこと」を目指し、子どもから高齢者までのライフステージに応じた食育の推進と家庭での実践を重点に食育を推進しました。
その結果、家庭や学校において食育は確実に浸透してきました。
一方で、ライフスタイルや食に関する価値観、ニーズも多様化し、「食」をめぐる環境が大きく変化してきたことで、健全な食生活を実践することが困難な場面も増えてきています。塩分の過剰摂取や野菜摂取の不足、朝食欠食等による栄養の偏り、食習慣の乱れからくる肥満や糖尿病等の生活習慣病についても引き続き課題となっています。
また、こうした食習慣が地域の伝統的な食文化への関心や理解、「食」に対する感謝の気持ちを薄れがちにしています。
このような状況から、国や県の食育推進計画をもとに社会情勢の変化や市の食育の現状、これまでの取り組みの評価を踏まえ、新たに取り組むべき課題に対応し、引き続き本市における食育に関する施策を総合的に推進するため本計画を策定しました。
計画の期間
本計画は、実施期間を平成30年度から平成34年度までの5年間とします。
なお、社会情勢の変化等によって、見直しが必要になった場合には、随時適切に見直しを行います。