本文
岐阜県立下呂温泉病院と医療提供体制の確保に係る連携協定を締結しました
医療提供体制の確保に係る連携協定を締結しました
下呂市と岐阜県立下呂温泉病院は、今後の下呂市において持続可能かつ安定的な医療体制を確保するため、令和7年7月10日に連携協定を締結しました。
背景
近年、少子高齢化の進展や人口減少に伴い、地域医療を取り巻く環境は大きく変化している中、県立下呂温泉病院と市立金山病院は、それぞれ地域の中心的な病院として、限りある医療資源を効率的に使いながら、医療を提供し続けるためにはどうすれば良いか、という課題に直面しています。
そこで両病院は、個別に経営強化策を考えていく中で、各自の病院だけで努力したり、医師や看護師不足を解消したりするには限界があるということを認識し、それぞれの病院の経営の安定化や下呂市の医療提供体制の維持のためには、この二つの病院の連携が必要であるという結論に至りました。
そして、「将来にわたって安定して医療が受けられる体制の確保」を目指し、県立下呂温泉病院と市立金山病院をはじめとする市立医療機関が連携協定を結ぶ運びとなりました。
連携・協力内容
本連携では以下の事項に関して協力して取り組みます。
・必要な医療を切れ目なく安定的に提供するため、類似する機能の集約、分化を図るとともに、相互の診療連携を推進すること
・医療提供体制の維持に必要な医師、看護師等のメディカルスタッフの確保について連携・協力、必要な支援を行うこと
・限られた医療資源を最大限効率的に活用するため、医師、看護師等のメディカルスタッフ、事務職等医療関係従事者の相互活用を推進すること
・医療従事者の質の向上を図るため、医療従事者の教育・研修体制の充実や人材交流を図ること
・診療データの利活用など医療DXに必要な連携、協力、支援を行うこと
・医療機器の共同利用を推進すること
・医療機器・医薬品・診療材料・消耗品・給食等の医療提供に必要な物資等の調達に関する連携、協力、支援のありかたを検討すること
・人間ドック等の健康診断の推進や未病対策に必要な連携、協力、支援を行うこと