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下呂市のスポーツ振興
下呂市スポーツ振興計画
国は平成12年9月、「スポーツ振興基本計画」を策定し生涯スポーツ社会の実現に向けたスポーツ環境の整備、充実の方策を示しました。また、岐阜県では平成17年3月、「ぎふスポーツ振興計画」によって、「スポーツ王国・ぎふ」の実現を目指すことになりました。
下呂市においては、平成18年2月、「スポーツに関する市民アンケート」の結果を踏まえ、国・県の計画との整合性を図りながら、第一次下呂市総合計画に掲げられた「スポーツに親しむ機会を増やす」ため、スポーツ振興を体系的・計画的に推進するための指針とする「下呂市スポーツ振興計画」を策定しております。
スポーツは、体を動かすという人間の根源的欲求に応え、心身の健全な発達を促し、爽快感・達成感・喜び・楽しさを味わい、体力向上・健康維持増進という個人としての人間に対する意義があります。
また、活力に満ちた社会の形成、連帯会醸成、青少年健全育成、雇用創出、医療費削減、国際的な友好と親善など、社会に対する意義があります。
さらに、競技スポーツの優秀な選手は個人の可能性を追求すると共に、国民の関心を集め、夢や感動を与えてくれます。
一方、現代社会は科学技術が進歩して生活の利便性が向上し、身体を動かす機会の減少、体力や運動能力が低下する傾向にあります。また、少子高齢化や核家族化の進展は人間関係を希薄にし、精神的ストレスの増大を余儀なくしています。
「下呂市スポーツ振興計画」は、スポーツによる人間形成、スポーツによる社会の構築、スポーツによる健康増進、スポーツによる夢や感動を得るため、誰もがいつでも、どこでも手軽に楽しめる生涯スポーツを推進するために施策です。
下呂市スポーツ振興計画の基本理念
スポーツは、体を動かすことによって楽しさや喜びを与え心身の健全な発達を促します。また、仲間との連帯感を深め、活力に満ちた社会を形成します。
市民の一人ひとりが生涯にわたって楽しめるスポーツを見つけ、体力や年齢、技術、興味・目的に応じ、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことができる「生涯スポーツ社会」の実現を目指します。
また、国際大会で活躍できる技術者の発掘に努め、育成支援を行います。
下呂市スポーツ振興計画の基本方針
市民一人ひとりがスポーツに親しむことのできる環境整備を進めるとともに、諮問の自発的なスポーツ活動を支援することを基本に、以下の方針によって基本理念の実現を図ります。
(1)生涯スポーツ社会の実現に向けた総合型地域スポーツ振興
- スポーツ行政の見直しと市民の意識改革
- 住民自らが行う地域スポーツの振興と総合型地域スポーツクラブの育成・支援
- 生涯スポーツの指導者養成
- 学校部活動と地域スポーツ活動の連携
(2)競技スポーツの振興と優秀な競技者の育成
- 下呂市体育協会の自立支援
- 優秀な選手・団体に対する表彰制度・激励金制度
- 競技スポーツの指導者育成
- 見るスポーツ・支援するスポーツによる啓発
(3)スポーツ施設の充実と活用促進
- 社会体育施設等の充実
- 学校開放施設の活用
(4)計画の評価と推進体制の整備
- 計画の評価と再検討
- 推進体制の整備