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市長所信表明

記事ID:0028430 更新日:2024年6月5日更新 印刷ページ表示
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令和6年6月定例会 市長所信表明

 2期目の市長職を務めるに当たり、その所信を述べさせていただきます。
 このたび、4代目市長に就任させていただきましたが、振り返れば、この1期4年間は、下呂市の実情を肌で感じるため、とにかく現場に出向き、市民の皆さまと直接、議論を重ね、それらを基に、組織や地域の枠にとらわれない横断的な連携のもと、「ワンチーム」の体制で、「明るい、わくわくするような下呂市」を目指してまいりました。一方で、新型コロナウイルス感染症への対応から始まり、下呂温泉合掌村における使途不明金事案への対応、2年連続の豪雨災害とその復旧対策など、次々に襲ってくるその時々の危機や困難を乗り越えることに全力を傾注せざるを得ない状況であったことも事実です。
 そんな状況下でも、公約の実現に向け、できることから取り組んできたという思いはありますが、取り組みの多くは10年~20年後を見据えた事業であり、いまだ道半ばであることは認めざるを得ません。
 そこで、2期目の市政運営にあたってのわたくしの所信について申し述べさせていただきます。
 まずは、下呂市市民憲章の最初の一節である「森と清流と温泉を宝とし」に着目し、我々の宝である森と清流、豊富な温泉をはじめ豊かな自然、文化や暮らしを大切に守るため、まずは、農林水産業と観光業を磨き上げることにより、地球の環境保全に配慮した都会にはない下呂市ならではの魅力あるエリアを作り上げ、この魅力を最大限に活用して、重要課題である「人口減少対策」と「まちづくり」を進めていこうというものです。
 人口減少対策の柱としては「出産・子育て・教育の充実」、「労働力の確保と生活支援メニューの充実」、「地域医療と高齢者福祉の充実」の3つに注力してまいります。
 まちづくりについては、行政サービスの充実や、公共施設等の適正規模・適正配置等を進めつつ、旧5町村各地域の商店街の活性化を図り、その周辺を住宅地域とするコンパクトシティーを構築し、その各地域をデジタル技術を活用したネットワークで機能的に結ぶことにより、下呂市全体を構成する、そんなまちづくりを進めます。中でも、多くの市民の皆様が不安に思って見える、地域医療、高齢者の介護・福祉施設の充実やバス・タクシーなど地域公共交通の利便性向上、災害に強い道路や電気・ガス・上下水道・情報通信など生活インフラ網の整備、労働力不足解消に向けた雇用の確保などの問題については、特に力を入れて取り組んでまいります。
 以上の方針に基づき、そこに住む住民一人一人が、先人たちが築いてきた文化や暮らし、人と人との暖かいつながりなどを大切に守りながら、誇りをもって「下呂っていいよね」といえるようなまちを目指します。
 Well-being、つまり、市民の皆様が幸福感を持って、そして安心して住み続けられる街・下呂市の実現に向け、引き続き努力してまいりますので、議員各位をはじめ市民の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。

 

山内登

 

下呂市長