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下呂市が運営する観光施設「下呂温泉合掌村」で使途不明金が発覚した問題で、市の調査により施設で予算管理を担当していた元職員が、施設に勤務していた平成23年度から令和元年度までの9年間に不正な支出や売上金の着服を繰り返し、私的に流用していたことが判明しました。
市民の皆さまを始め多くの方々の信用信頼を著しく損ねる結果となりましたことは、誠に遺憾であり、心より深くお詫び申し上げます。
当該職員の行為は市職員(当時)としてあるまじき行為であり金額も多大であり、社会的影響も大きいことから告訴することとしております。また被害額の賠償についても弁護士に法的手続きをお願いして進めてまいります。
本日、管理監督職員について処分を行いましたが、最高責任者である市長として市民に対する謝罪並びに社会的信用の回復に資することを目的に市長の給与の減額処分案(減給10分の1、3か月)を9月議会に提案することとしております。また、本日監査委員から特別監査の報告を受け、不正を行うことができた温床としていくつかの指摘をいただきました。指摘事項等を真摯に受け止めチェック体制の強化等を図るべく、庁舎内に再発防止委員会を設置し、再発防止策を取りまとめてまいります。
皆さまの信頼を1日でも早く回復するため、今一度、全職員が公務員としての倫理を自覚し、一丸となって再発防止と信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります。
誠に申し訳ございませんでした。
令和2年8月20日
下呂市議会全員協議会、臨時記者会見資料[PDFファイル/613KB]