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より自分にあったサービスを利用するために「ケアプラン」を作成します。サービスの選択や利用は居宅介護支援事業者のケアマネジャーが支援してくれます。
都道府県の指定を受けて、ケアマネージャーを配置しているサービス事業者のことです。
利用者が最適な介護サービスを受けられるよう、相談を受けたり、各介護サービス提供事業者と調整を図ったりする、在宅介護の拠点となるところです。
利用者の介護の程度に応じて事前に作成する「どのようなサービスを受けるか」の計画です。
依頼を受けたケアマネジャーは、本人や家族の希望をふまえて、サービスの種類や利用回数を盛り込んだ「ケアプラン」を作ります。またサービスを利用するときに必要な「サービス利用票」も記入します。
利用する時間帯、サービスの種類、利用業者名などが記入されます。サービスを利用するときに保険証と一緒に提示しましょう。
その施設内でケアプランが作成されますので、手続きは必要ありません。
介護度に応じて設定されている限度額の範囲内の場合は1割の自己負担です。
限度額を超えてサービスを利用した場合は、超えた分が全額自己負担となります。
各サービス事業者から請求があります。
1割の自己負担が、ある一定額を超えたときは、その超えた分が払い戻され、負担が軽くなる仕組みになっています。
所得区分によって限度額が異なります。
該当する方については、申請書が送付されます。
ケアプランに基づき、各種サービスを利用します。
自宅を訪問してもらうサービスは下記のようなものがあります。
ホームヘルパーが訪問し、身体介護や生活援助を行います。
身体介護 食事、入浴、排泄のお世話。衣類やシーツの交換、通院の付き添いなど
生活援助 住居の掃除、洗濯、買い物。食事の準備、調理など。
移動入浴車などで訪問し、入浴の解除を行います。
リハビリ(機能回復訓練)の専門家が訪問し、リハビリを行います。
医師、歯科医師、薬剤師、歯科衛生士などが訪問し、薬の飲み方や食事など療養上の管理・指導を行います。
看護師などが訪問し、床ずれの手当てや点滴の管理などを行います。
ケアプランに基づき、施設のサービスを利用します。
在宅を中心としながら、施設に通ったり短期間泊まったりすることができます。
デイサービスセンターで、食事・入浴などの介護や機能訓練が日帰りで受けられます。
介護老人保健施設や病院・診療所で、日帰りの機能訓練などが受けられます。
介護老人福祉施設などに短期間入所して、食事・入浴などの介護や機能訓練が受けられます。
介護老人保健施設などに短期入所して、医療や介護、機能回復訓練が受けられます。
有料老人ホームなどで、食事や入浴などの介護や機能訓練が受けられます。