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水道だより(第2回)
水道だよりはじめました!
下呂市の水道の現状や課題をより多くの方々に知ってもらうために、水道だよりのホームページ連載をはじめました。
水道だより(全3回)、下水道だより(全3回)の計6回の連載を予定しています。
はじめに
第1回では、下呂市の現状について説明をさせていただきました。
今回は、下呂市の水道料金(令和5年6月現在)について、お知らせします。
ご一読いただけたら幸いです。
今回のテーマは「下呂市の水道料金について」
水道料金の構成
水道事業は、利用者の皆さんからいただいた水道料金で運営しています。
現在、上水道と簡易水道等では料金が違っています。
上水道は、人口が密集している地域に整備されたため、短い管路で効率よく給水できます。
しかし、簡易水道等は山間地の広範囲に整備されたため、管路も長く、多くの施設を必要とします。
このような経緯から、上水道と簡易水道等では料金に格差が生じています。
水道料金の内訳
水道料金は、すべての使用者が負担する基本料金と使用水量に応じて負担する額が決まる従量料金を合わせたものとなります。
(基本料金)
基本料金は毎月定額でかかる料金です。上水道区域と簡易水道区域で料金が異なっています。それぞれの水道区域は以下のとおりです。
上水道区域・・・東上田・湯之島・幸田・森・小川(大林を除く)・三原・萩原町西上田の一部
簡易水道区域・・・小坂町・萩原町(西上田の一部を除く)・竹原・上原・中原・金山町・馬瀬・小川(大林)
上水道区域は「口径別基本料金」で、メーター口径によって基本料金が異なり、メーターの口径が大きくなるほど、基本料金が高く設定されています。
簡易水道区域ではメーターの口径にかかわらず、一律の基本料金となっています。
(従量料金)
従量料金は水の使用量に応じて決まる料金です。この従量料金単価も上水道と簡易水道で異なります。
従量料金と言われると難しく聞こえますが、下呂市ではいわゆる「超過料金」になります。
使用した水量が区域や口径ごとに決められた基本水量内であれば、基本料金のみの支払いとなります。
基本水量を超えて使用した分は使った水量に応じて超過料金をお支払いいただく形となります。
(料金の詳細)
水道料金の詳細については、こちらをご覧ください→上下水道料金一覧表 [Excelファイル/29KB]
<検針票> <納付書>
一世帯一日当たりの水道料金(13mm口径採用のケース)
下呂市におけるご家庭(一世帯3人)では、1か月あたり平均24 立方メートルの水道をお使いいただいています。
1か月に24 立方メートルご使用した場合、水道料金は2,867円(税込、上水道)、3,481円(税込、簡易水道)です。
一世帯の1日あたりの水道料金は約92円(上水道)、約112円(簡易水道)となります。
1リットルに換算すると0.12円(上)、0.16円(簡)となります。
500mlペットボトル1本では0.06円(上)、0.08円(簡)、お風呂一杯分(200リットル)では24円(上)、32円(簡)となります。
水道事業の課題
下呂市の水道施設は昭和50年代後半から平成の始めにかけて整備されたものが多く、施設の老朽化対策が急務となっています。
数多くある施設には、水をきれいにするための機械や、水質や運転を監視するための装置などたくさんの設備があります。
その設備はどれ一つ欠けても安心安全な水を届けるのに支障をきたします。
また、水道管の寿命は40年とされていますが、下呂市内には寿命を超えた水道管も多くあります。
管が古くなると亀裂が入ったりして断水が多く発生します。
また古い水道管は耐震性も低いため、大きな災害時には被害の拡大と長期化が心配されます。
生活に欠かすことのできない水道を維持し、安心安全な水を届け続けるために、現在、水道料金の改定に取り組んでいます。
料金改定については、準備ができ次第、各地域等での説明会を開催する予定ですので、ぜひご参加ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回のテーマは、「下呂市の今後の方針について」です。更新は8月1日を予定しています。
関連するリンクはこちらから
下呂市上下水道運営委員会←下呂市民の代表者数名と学識経験者を交えた会議が行われています。
下呂市給排水工事指定店名簿←下呂市の水道業者さんの一覧です。家庭内での漏水に困ったときはお問い合わせください。
いま知りたい水道<外部リンク>←厚生労働省の公式ホームページです。水道について非常に分かりやすいパンフレットが掲載されています。
水道だより(第1回目)←テーマは「下呂市の現状について」です。
水道だより(第3回目)←更新は8月1日を予定しています。