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下水道だより(第3回)

記事ID:0024615 更新日:2023年11月1日更新 印刷ページ表示
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「下水道だより」は今回で最終回です!

 下呂市の上下水道の現状や課題をより多くの方々に知ってもらうために、「水道だより」と「下水道だより」のホームページ連載をしています。

 「下水道だより」では、「下呂市の下水道の現状」「下呂市の下水道が抱える課題」「下呂市の下水道の今後の方針」のテーマに分け、計3回の連載をしています。

はじめに…

 第2回では、下呂市の下水道が抱える課題について説明をしました。

 今回は、下呂市の下水道事業の課題を踏まえたうえでの、今後の方針について説明します。

 ぜひ、ご一読ください。

今回のテーマは「下呂市の下水道の今後の方針」

課題を解消するために

 下呂市の下水道事業の経営が悪化となったのは、「収入減」「支出増」が主な原因でした。

 下呂市では、この二つの問題に着目し、二本の柱を掲げ、下水道事業の経営改善に取り組みます。

下水道使用料の改定〈収入を増やす〉

  下水道使用料の値上げを行い、安定経営と一般会計の負担減を図る。

下水道を合併処理浄化槽に転換〈支出を抑える〉

  今後、経営的に下水道を継続していくことが難しい小規模な区域について、今まで通りの生活環境の保全を継続するため、下水道から合併処理浄化槽へ転換し、施設維持管理費の削減を図る。

下水道使用料の改定

 下呂市は、合併から20年にわたり、コスト削減や経営の効率化に取り組むことで、下水道使用料を据え置いてきました。

  料金改定

 しかし、これまでの「下水道だより」でご紹介したとおり、今後、使用料金収入減少が想定されます。

 このため、下水道使用料の値上げを検討することとしました。

 令和6年度から令和15年度までの収支を試算した結果、現行より「1.5倍程度」の値上げが必要になります。

 今回の改定(案)は大幅な改定のため、緩和措置として、3段階に分けた改定を予定しています。

下水道から合併処理浄化槽(個別処理)に転換

 小規模な下水道処理区は、汚水処理効率悪く維持管理費割高なため、経営悪化の大きな要因となっています。

小さな処理区

 こうした下水道処理区の下水道を廃止し、下水道の代わりに1軒に一つずつ「合併処理浄化槽」市が設置します。
 (現在ご使用の下水道の公共ます1ヶ所につき、合併処理浄化槽を1基設置します。尚、同一敷地内に公共ますを2ヶ所以上お持ちの場合でも、合併処理浄化槽の設置数が1基となる場合がございます。)

転換3

 「合併処理浄化槽」とは、生活排水の全てを一軒のお宅できれいにする設備で、下水処理場とほぼ同等の性能を有しています。

 合併処理浄化槽と、それに付随する「ブロワ」「排水管」「屋外排水設備(場合によっては屋内排水設備)」下呂市にて設置いたします。

 設置した合併処理浄化槽は、各自で維持管理をしていただくことになります。

 対象の地域には地元説明会を開催し、詳しく説明をさせていただきます。

継続していく取り組み

 市民のみなさまの負担を少しでも減らすため、下呂市では以下について、継続的に取り組んでいきます。

《下水道への繋ぎ込み促進》

    使用料金収入の増収を目指します。

《滞納整理の強化》

    料金徴収の確実性と公平性を維持します。

《施設・設備の計画的な更新》 

    必要最低限の更新・修繕作業に心がけます。

《不明水の削減によるさらなる適正管理》

    汚水処理効率の向上を図ります。

さいごに

 これから、下呂市の下水道事業の運営は、より一層厳しくなっていきます。

 下水道をご利用いただいている皆様にはご負担をおかけしますが、今後も、下水道による快適な暮らしを提供しつつ、下呂市が自然豊かな清流でありつづけるよう、持続可能な下水道事業運営に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

さいごに

 

 これにて、「水道だより」および「下水道だより」の連載は終了です。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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下呂市上下水道運営委員会 ←下呂市民の代表者数名と学識経験者を交えた会議が行われています。

下呂市給排水工事指定店名簿 ←下呂市の水道業者さんの一覧です。家庭内での漏水や困ったときはお問合せください。

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