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放射線科
特色
放射線科では、胸部撮影などを行う一般撮影以外にX線透視撮影装置、乳房用線撮影装置、パノラマ線撮影装置、骨密度測定装置、X線装置、MRI(磁気共鳴診断装置)、超音波装置による検査を行っています。撮影された画像はすべてフィルムレス(フィルムを使用しない)で、どこにいてもモニター診断、画像確認ができるようになっているため、迅速に診察を行える環境を整えております。
放射線科スタッフ一同は、技師一人一人の技術、専門知識の向上、検査の待ち時間の短縮、被ばく線量の低減を心掛け、業務にあたっています。
医療機器のご紹介
X線撮影装置
骨折や腹痛の検査でよく使用する装置です。
胸部、腹部、頭部、腰椎、手、足など全身を撮影することができます。
一般撮影装置
CT(コンピューター断層撮影装置)
放射線を利用して患者さんの体を走査し、コンピュータを用いて処理することで、頭部、胸部、腹部など全身の輪切りや3Dの鮮明な画像を得ることができます。場合によっては、造影剤を使用してより組織がわかりやすい画像を撮影することもあります。
患者さんは寝台に楽な姿勢で寝ていただき、安心して検査を受けていただきます。
CT装置
MRI(磁気共鳴画像診断装置)
2021年4月に最新式の超電導MRI装置が導入されました。医療用Ai(人工知能)を使用してMRI画像を作ることができる装置です。
MRI装置
装置の特徴
- 最新のAi技術が搭載されているため、高画質な画像を短時間で得ることができます。
(例) 腰椎MRIの撮像時間 従来機種 35分 ⇒ 10分 痛みで苦痛のあるかたや、救急患者様にも負担を減らしながら検査を行えます。
X線テレビ装置
X線を出しながら、モニターで画像を観察しながら造影剤などを使用し、撮影を行い診断、治療を行うことができます。主に消化管、整形外科、泌尿器などの領域で検査を行います。
平成24年8月開院後、X線テレビ装置はFPD方式の装置を導入し、体位変換しやすく、より少ない放射線で撮影が可能となり、身体に優しい検査を実現しております。
X線テレビ装置
パノラマX線撮影装置
歯または歯の周囲を撮影する専用装置です。歯だけでなく、下顎骨、上顎骨、顎関節の状態を観察します。歯周病以外にも歯に関係する病変をみつけることができます。
デンタルX線撮影装置
歯の状態を詳しく撮影する専用装置です。虫歯がどこまで広がっているかを診断するために使用します。そのほかにも、歯の治療状態を確認するためにも使用されます。
乳房X線撮影装置(マンモグラフィー)
乳房を圧迫板と呼ばれる板で挟み、乳腺を広げるようにして撮影する装置です。乳房にできる病変をほとんどみつけることができ、しこりとして触ることができない早期の段階での発見も可能です。検査では乳房を圧迫し均等な厚みにしています。この際、痛みを感じる方もいらっしゃいますが、力を抜いて楽に検査に臨んでください。
平成24年8月開院後、乳房X線撮影装置はFPD方式の装置を導入し、患者さんの負担を軽減し、診断しやすい高画質の画像を描出できるようになりました。撮影に関しましては、当院では専門の試験に合格した女性技師が撮影を行い、常に高いレベルの検査を行っております。
マンモグラフィ検診施設画像認定を取得しています。
乳房撮影装置
骨密度測定装置
骨密度測定を行う装置が2021年7月に更新されました。骨粗しょう症予防と治療ガイドラインで推奨されている二重X線吸収法により「腰椎」と「大腿骨」を撮影しています。骨粗しょう症の診断や、骨粗しょう症の薬を服用されているかたの治療効果判定に使用できます。
骨密度測定装置
骨粗しょう症は骨折の原因となるため、ご自身の骨の状態を把握するためにも1度は骨密度を測定してみましょう。
超音波診断装置
検診に伴う腹部超音波の検査を行っている装置です。人の耳には聞こえない高い周波数(16kHz以上)の音波を様々な部位に当てて、その反響をリアルタイムで映像化し、検査していきます。放射線を使わないため被ばくの心配もなく、患者さんに安心して検査を受けていただきます。
超音波診断装置